口の中の慢性炎症が 全身に様々な症状や病気を 引きおこす(>_<)
口腔内の歯周病や失活歯(神経を取った歯)の炎症、歯根破折などで、慢性的な細菌感染が起きていたり、慢性的な炎症がおきている場合、様々な病気や症状を引き起こす可能性があります。
口腔内で起きている症状は軽い、もしくは無症状であっても、その裏では細菌やその毒素、炎症性物質が全身を駆け巡り、悪さをしている…と言う事です。
最近では、がん、脳疾患、心臓疾患、糖尿病、肺炎、リウマチ、早産・低体重児出産など、様々な病気との関連性があると言われています。
色々な病気のリスクを抑える為には、感染部分の除去など、適切な治療を行う必要があります。
かつて、むし歯で歯の神経が侵された場合には抜歯でした。
その後、歯の感染した根を治療するため「根管治療」が行われるようになりました。
そのおかげで歯を保存することもできるようになったわけですが…
根管治療は、非常に複雑で根管内部にあった神経や血管が無くなった後の空洞には、いくら消毒しても細菌が残ります。
これを100%取り除くことは不可能で、感染、炎症が起こる事があります。
この感染病巣によって、免疫系を弱めると同時に、体内の他の場所で慢性炎症を起こしたりします。
口腔内では症状は軽い、もしくは無症状であっても、取り返しのつかない事になりかねない怖い慢性炎症。
定期検診で見つける事が出来るので「痛くないから大丈夫!」と思わず、定期的にチェックする事が大切です。