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歯並びが悪くなる(。•́︿•̀。)

もぅすぐゴールデンウイークですねheart3ihi

 

皆様どこかへお出掛けですか?
お子様と過ごす時間も長いと思いますので、普段忙しいお母さん!お子さんの歯並びや口周りの癖をチェックしてみてください!glitter

 

お子さんの指しゃぶりや口呼吸などの癖で歯並びが悪くなってしまう…と聞いた事はありますよね?

 

多くのお子さんは年齢とともに癖も治りますが…癖が長い間続いてしまうと顎の形も変わり歯並びが悪くなってしまいます。

 

また、過剰歯や小帯などのお口の中の異常も歯並びを悪くする原因になります。

 

今回は歯並びが悪くなる癖や異常、その改善方法をお伝えしますねni

 

1.歯並びはお口の周りの筋肉によって決まる

子供の歯並びは舌とお口の周りの筋肉によって大きな影響を受けます。
歯は舌とお口の周りの筋肉に押され、その中央に位置するように並びます。
癖や異常な力が歯にかかり続けると、その力に押され顎の形が変わり歯並びが悪くなるのです。
正しい呼吸法や飲み込み方、悪い癖を治すことは、お口の正常な機能を回復し歯並びもきれいに整うのです。

2.子供の歯並びが悪くなる7つの癖

①指しゃぶり
指しゃぶりを長く続けていると出っ歯や開咬(かいこう)になります。
3歳くらいまでの指しゃぶりは子供にとって正常な行為ですが、5歳を過ぎても指しゃぶりが残っていると歯並びが悪くなります。指しゃぶりの指で前歯が押され、出っ歯や開咬になったり、吸うときの頬の力によって上顎が狭くなり奥歯の噛み合わせがずれてしまいます。
開咬とは奥歯で噛んだ時に前歯が噛み合わないことをいいます。

 

②口呼吸
口呼吸があると出っ歯や凸凹になります。
鼻の空洞と上顎は繋がっており、鼻呼吸をすることによって鼻の空洞は広がり、上顎もよく成長し歯並びがきれいになります。
しかし、口呼吸の方は口で呼吸するため、上顎が成長できず狭くなります。
また、舌は上顎を押し広げるように位置していますが、口呼吸の方は空気の通り道を確保するため、舌の位置が下がってしまい、上顎を広げることが出来なくなり、出っ歯や凸凹の歯並びになってしまいます。

 

③下唇を噛む癖
下唇を噛む癖があると出っ歯や下の歯並びが凸凹になります。
下唇を噛むと下の歯は内側に倒され、隙間が狭くなり凸凹になります。
上の歯は外側に押され出っ歯になったり、すきっ歯になりします。

 

④舌を出す癖
物を飲み込むときに舌が歯と歯の間に入り込む方は開咬になります。
舌は物を飲み込む時、上顎に張り付きながら食べ物を喉に運びます。物を飲み込むときに舌を出す癖のある方は、歯と歯の間に舌を入れ、前歯を押してしまいます。そのため、奥歯は噛んでいても前歯が噛まない開咬になります。

 

⑤物を噛む癖
シーツや爪などを噛む癖がある方は前歯がずれます。シーツなどを常に噛んでいると、前歯が前に引っ張られる力が加わり、前歯の一本だけが飛び出た様な歯並びになります。

 

⑥硬いものを噛まない
顎や歯を使って硬いものを噛まないと凸凹になります。
骨は骨についている筋肉が使われることによって刺激を受け、太くなっていきます。軟らかいものばかり食べていると、筋肉が使われず、顎が大きくならないために歯が凸凹になります。

 

⑦頬杖を付いている
頬杖を付いていると奥歯の噛み合わせが悪くなります。
頭は体の中でとても重い部分です。頬杖をついていると重い頭を、一か所の顎で支え続けるので奥歯の歯並びが歪んでしまいます。

 

3.子供の歯並びが悪くなる8つの異常

 

①上唇小帯が太い
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇と歯茎をつなぎ、上の前歯の中央部にある「すじ」のことです。
唇小帯が上の真ん中の歯と歯の間に入り込んでいると、すき間ができてしまいます。いわゆるすきっ歯の状態になります。

 

②舌小帯が短い
舌小帯(ぜつしょうたい)とは、舌の裏と下の前歯の後ろをつないでいる「すじ」のことです。
舌は上顎に着いて押し広げる役割がありますが、舌小帯が短い上顎を広げることができず、上顎が狭くなってしまいます。
また、舌小帯が短いために下の前歯を押してしまい、下顎は成長しやすくなります。そのため受け口になってしまいます。

 

③過剰歯がある
過剰歯(かじょうし)とは正常な歯の数より多くある歯のことで、永久歯の上顎の前歯の真ん中ある上顎正中過剰歯(じょうがくせいちゅうかじょうし)が一番多くあります。
過剰歯があると正常な永久歯が萌出できず、いつまでも前歯が出てこなかったり、ずれて出てきてしまいます。

 

④矮小歯がある
矮小歯(わいしょうし)とは歯の大きさが極端に小さい歯のことです。
矮小歯は上顎の前歯2本の横の歯の側切歯(そくせっし)によくあります。矮小歯があることによって歯と歯の間に隙間ができます。

 

⑤癒合歯がある
癒合歯(ゆごうし)とは隣同士の歯と歯がくっついて1本の歯のようになってしまったもので、乳歯によくあります。
永久歯交換の時に、乳歯が抜けなくて下から生えてくる永久歯がずれてしまうこともあります。

 

⑥先天性欠如によって永久歯の歯が足りない
歯の先天性欠如(せんてんけつじょ)とは生えて来るべき永久歯が無く、生えてこないことをいいます。
永久歯が生えてこないことによって乳歯が抜けてしまった後に隙間があいてしまったり、前後の永久歯が倒れてきてしまいます。

 

⑦永久歯への生え換わり異常
永久歯の生え変わりの時、乳歯の根が残ってしまうと永久歯の生えてくる位置がずれてしまいます。永久歯は生えてくるときに乳歯の根を溶かしながら生えてきます。その時、乳歯の根がうまく溶けないと永久歯は、それを避けて違う位置から生えてきます。

 

⑧乳歯虫歯で永久歯の出てくる隙間がなくなる
乳歯が虫歯になり神経の処置をしてしまうと、永久歯交換の時にうまく乳歯の根が溶けなかったり、乳歯が早くに抜けてしまいます。
乳歯が早くに抜けてしまった場合は永久歯が生えてくるまで、その隙間を確保しておかないと永久歯が出てくる隙間が無くなってしまいます。

 

歯並びに関わる異常がある場合は、適切な時期の抜歯や処置、歯が移動しないような装置や矯正、小帯の切除等…適切な治療をする事が大切です!

 

 

4.悪い習慣を治す~矯正治療

 

①お口の周りの筋肉をトレーニング
正しい飲み込み方やお口の周りの筋肉の使い方のトレーニング方法を口腔筋機能療法(こうくうきんきのうりょうほう)といいます。

子供の歯並びは歯並びを悪くする原因を取り除くだけで改善されることがあるんです。
また、時間をかけて歯列矯正できれいな歯並びになっても、癖や筋肉の使い方が悪いと歯並びが元に戻ってしまいます。
口腔筋機能療法は見た目だけでなく原因を治療する方法です。

 

②狭い顎を広げる装置「拡大床」
顎が極端に狭くなっている場合はトレーニングだけでは正常な状態に戻らないため、顎を広げる装置を使います。
顎を広げることによって鼻の空洞が拡がり、鼻呼吸がしやすくなり、舌が正しい位置に持っていけます。

拡大床 [かくだいしょう] とは
装置の中央に「拡大ネジ」とよばれるネジがあり、このネジの幅を広げる力を加えることで、歯の土台となる歯槽骨を側方に押し広げる構造です。
症状によって、拡大床の治療のみで咬み合わせが改善する場合もありますが、通常は、乳歯列期や乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期に拡大床で歯列の幅を広げた後、第二期治療として、ワイヤーとブラケットを使った矯正を行って、全体の歯並びやかみ合わせを治療することが多いです。

 

 

③歯並びを正常な位置に並ばせる矯正装置
顎と歯の大きさが極端に悪い時や、前述の拡大床からの第二期治療として、ワイヤーとブラケットという矯正装置を歯の表面に付けて歯並びを治していきます。

永久歯が生え揃った後の矯正は、抜歯をすることもあります。

癖を大人になってから治すことはとても難しいものです!
小さいうちに、悪い癖を治す事や、正しい呼吸、飲み込み、発音などをトレーニングしておくことは歯並びにとっても、健康にとっても重要なこと。

 

是非!ゴールデンウイークの期間を利用して、お子さんの口の動きやお口の中を観察してみてください~~~♡

何か心配なことがあれば、ご相談くださいね(*´˘`*)

 

 

座間市ひばりが丘で虫歯や歯周病の治療ならしんどう歯科クリニックまでご相談下さい。

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