気圧や気温が下がると歯周病が悪化する?!
気圧変化による頭痛や気だるさ、いわゆる「気象病(低気圧不調)」と呼ばれる症状にお悩みの方、多いのではないでしょうか?
その気象病をもたらす「気圧の変化」歯周病にも関係する事が報告されています。
30歳以上の約8割が罹患していると言われる「歯周病」
お口の中にある「歯周病菌」といわれる悪玉菌により歯肉が炎症を起こすことで発生します。
歯周病になると、歯ぐきが腫れたり出血してしまったり、さらに悪化すると歯を支える骨などが溶けて、歯が抜けてしまうこともある怖い病気。
岡山大学の研究グループは、気温や気圧が急に低くなった1~3日後に、歯周炎による歯ぐきの腫れや痛みが強くなる。という調査報告しています。
なぜ1~3日後かというと…
気温や気圧の低下は、ストレスホルモンの分泌に影響を与え、歯周病関連菌の増殖を促すそうです。
歯周病菌が歯周ポケット内で増殖し、その後炎症反応を引き起こすため、気温や気圧の低下から症状の悪化まで時間差があると考えられています。
歯垢(プラーク)1mgには、なんと細菌が1億個以上含まれており、放っておけば歯周病を進行させてしまう原因となります。
日々のケアで歯周病の原因となる歯垢を除去し、口腔環境を整えましょう。