マスクの中で起こっている事( *_* )
マスクをするのが当たり前の時代になりました。
マスクは飛沫を防いでくれる有難い存在ですが…マイナス面もある事をご存知ですか?
マスクをしていると口を動かしてお喋りする機会が減り、飲み物を飲む事がおっくうになりますね。
その結果、口腔内の潤いが減って乾燥してしまうんです。
今回は、お口の乾燥を防ぐ唾液についてのお話。
唾液は歯の健康を守ってくれるだけでなく、全身の健康にも繋がるって知っていますか?
①phの調整(緩衝能)
糖分を摂取すると口腔内は酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になります。
そこで活躍するのがこの力!
唾液は口腔内を中性に戻します。
②再石灰化
口腔内で歯は溶けたり、戻ったりを繰り返しています。
唾液に含まれるカルシウムやリンが、戻る時に補給されて、エナメル質の結晶が新たに形成されます。
③自浄作用
食べかすや細菌を洗い流してくれます。
④抗菌作用
唾液に含まれる抗菌物質「iga」(免疫グロブリンA)が、口腔内に入った細菌やウィルスを取り囲み、唾液の自浄作用によって洗い流してくれます。
☆igaが低下すると…
風邪やインフルエンザにかかりやすいと言うデータがあります。
マスクをして口腔内を乾燥させてしまっては…本末転倒!
マスクをする機会が多いこの時期だからこそ、口腔内を乾燥させないように、水分補給やお口の体操をしましょう!