全身疾患の予防につながる歯周病予防( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧part②
part② 糖尿病
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。
実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いという疫学調査が複数報告されています。
さらに、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。
つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられます。
歯周病菌は内毒素をまき散らします
内毒素とは?
細菌の細胞壁に含まれる毒物で細菌が死滅しても毒は残る。エンドトキシンともいう。
歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。
血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼします。
血液中の内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強力に推し進めます。
TNF-αは血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうそうです。
血液中に内毒素をまき散らさない為に!歯周病予防しましょう( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧